1)実際のはさみ方
実際に編む時のペンチとワイヤーの挟む位置を示します。
ペンチとワイヤーは、作業する時は常に直角
でなければいけません。
クサリの大きさによって、ペンチ側の挟む位置は変わってきます。
最初は形を理解するために、3ミリ~5ミリの径のクサリが出来る位置で挟みます。
2)手の動き・1
右手は、矢印のように時計方向に回転させます。
この時、右手は最後まで離さないように・・・・左手は、右手と連動してワイヤーをペンチに巻きつけていきます。
このとき、画像ではペンチより離れた箇所をおさえていますが実際にはペンチに触れるくらいの箇所を親指で押さえた方が良いです。
ペンチを回転する時もペンチとワイヤーは90度を保たなければいけません。
3)手の動き・2
右手は最後まで離さず、左手でワイヤーを巻いていきます。
4)クサリの最初の形
最後まで巻いたらペンチを外します。外した後の画像です。
隙間が空いてますが、これは後に必要な隙間になります。
クサリの編み始めは、隙間は不要なので閉じます。
5) 隙間の閉じ方
挟む位置に気をつけて下さい。赤矢印方向と青矢印方向の位の閉じ方で円の出来上がりが違います。
試してください。 理想は水滴の形が丈夫で見た目の良いクサリになります。
6)円の大きさ
円の大きさは、挟んだペンチの位置の太さとほぼ同じになるはずです。
練習の時は、3~5mmの径ですが実際のクサリは、ワイヤーが2本入るくらいの径になります。
7)クサリ二つ目のリング
挟む位置に気をつけて下さい。ここで挟んだ位置でクサリの形が決まります。何度もやり直して最適な場所を覚えて下さい。
ペンチの位置:前に編んだリングで挟んだペンチの位置
ワイヤーの位置:ペンチ左側面が前のリングのセンター部分を挟み2)の要領でペンチを回転する
8)ペンチを離さない
この位置になるまで右手は離してはいけません。
右手を限界まで回転したら左手でワイヤーを画像の位置
まで持ってきます。
9)ワイヤーの切断
ロザリオを編む時はワイヤーは一気に切断しません。
画像のペンチが挟んでる位置に気をつけて下さい。
この位置にペンチの先でワイヤーにキズを入れます。
(ちょっとピンボケしてますが・・・(涙))
10)キズと挟む位置
画像の位置を挟んでペンチとワイヤーを2~3回こねてワイヤーを切断します。
こねる回数が多いとワイヤーがグニャグニャになるので気をつけて下さい。
キズを入れる時一気に切断しない程度の深いキズを入れた方が良いです。
11)挟む力
ワイヤーをこねる時、切れないからと強い力で挟むと、そこがキズになるので気をつけて下さい。
12) 切断後の形
切断後は、画像のように隙間が空いてるクサリができます。
13)隙間を閉じる
5)の要領で隙間を閉じます。
14)閉じた後のクサリ
隙間を閉じると画像のように、はみ出てしまいます。
5)の要領で閉じる時、クサリの内側に押し込むように閉じると、はみ出しが無くなります。
そうでなければ、次の画像のよう方法で閉じて下さい
15)はみ出し部分の閉じ方
はみ出し部分を閉じる時、クサリが一つで小さいと閉じにくい事があります。
数個編んだ後か、ロザリオが完成した時に仕上げとして閉じた方が全体を揃える事ができます。
16)はみ出しを閉じた後
画像は、はみ出し部分を閉じた後の画像です。
17)クサリの完成
先ず一つ目のクサリの完成です。画像は理想的なクサリの形状です。
左右のリングの大きさ、形状は同じです。最初は旨くできませんが何度も練習すると、コツがつかめて
良い形になってきます。
18)二つ目のクサリ①
リングにワイヤーを入れる方向に注意してください。矢印の方向に入れます。二つ目以上を編む時も同じです。
19)二つ目のクサリ②
2)と同じ要領で一つ目のリングを作ります
20)二つ目のクサリ③
4)で述べた隙間がここでは必要になります。隙間を閉じる前に最初のクサリを隙間から通します。
21) 二つ目のクサリ④
5)の要領で隙間をとじます。
22)二つ目のクサリ⑤
7)の要領で次のリングを作ります。先に編んだクサリが邪魔になりますが、作るリングの大きさに
注意してペンチを挟んでください。
23)二つ目のクサリ⑥
引き続き 8)~16)までの要領で、編んでいきます
24)二つ目のクサリの完成
二つ目のクサリの完成画像です。続いて三つ目~と編んでいきましょう。
25)連続したクサリ
練習のため、長いチェーンを編んで見ましょう。
長崎編みロザリオで、一番重要な部品です。クサリが整っていないと見た目も悪いし切れ易いロザリオになります。
その為に何回も編み、練習に長いチェーン、ネックレス作るつもりで編んで練習してはどうでしょう!